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心のケア(6)−しっかりして見える子にも目配りを

子どもたち


※前回の記事
 「心のケア(5)−PTSDには時差があります


震災後まもないころ、保育園の園児たちが余震と寒さにふるえながらも誰一人泣かなかったという新聞記事がありました。5歳にも満たない小さな子どもたちであっても、大きな危険に直面すると、泣くという「感情の放出」よりも、自分を守るという「緊急防衛の本能」が優先するんですね。

そして緊急の時期が過ぎると、出てくるのが・・・


・指しゃぶり、おねしょ、ぐずるといった「赤ちゃん返り」

・ボーッとする、落ち込む、イライラするといった状態

・大人にまとわりつく、はしゃぐ、地震遊びなど


夢中で守ってきた気持ちがゆるむとともに、体によみがえってくる恐怖や不安の感覚。その体感にどう向き合って良いかわからず、周囲の大人に助けを求めているのが赤ちゃん返りです。いわば、「自分の方を見て」というSOSサイン。

また、地震遊びなどは、自分に起きたこと・感じたことを、再確認しているともいえるでしょう。他にも、再体験・麻痺・回避・過覚醒といったPTSDに近い兆候も出てきます。

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